商売の基礎編

商売の目的

商売の目的とは

 

ここはきちんと捉えて置かなければなりません、答えは一つ

 

利益を上げる

 

です。

 

様々な考え方があり、「会社(店)」の存続こそが目的であり、「利益を上げる」ことはその手段にすぎない。と言う方もいます。

 

コンビニエンスストアはほとんどの店が「加盟店」でありその「本部」が存在します。

 

よくコンビニ本部は儲け過ぎで、加盟店を奴隷扱いしていると言われますが、これは一概に悪いとは言えない部分もあるのです。

 

コンビニ本部の絶対にしてはならないこと、それは「倒産」です。

 

「本部の倒産」=「加盟店倒産」にほぼなってしまうからです。本部が倒産してはほとんど仕入れができなくなってしまいます、仕入れができなければ販売もできなくなる訳ですから、経営は続けられなくなってしまいます。

 

そういう意味では多少本部が儲けすぎていても赤字で経営状態が悪くなるよりは良いといえます。現在では倒産する前に大手に統合され看板替えが行われることが多くなっています。

 

以上のことから私は「利益追求」を商売の目的と考えています、もちろん「利益追求」のためなら何をしても良いということではありません。「法令遵守」はもちろん、お客様から支持されない商売をしてはいけません。

 

 

 

利益を出す構造

 

利益を上げるには @売り上げを上げる  A経費を削減する

 

大きくは以上2点しかありません。

 

いくら売上を増やしてもそれ以上に経費を使ってしまえば利益は増えませんし、経費を削減しすぎて売上を下げても利益は増えませんよね。

 

売上の上げ方や経費の削減方法は様々な手法・方法が有りますので別途具体的な零も交えながら記載していきます。

 

 

売上を構成するもの

  

 

売上の計算はよく

 

客数X客単価=売上   と表されます。

 

例えば500,000円円の売上が有った場合

 

100人X5,000円=500,000円  の場合もあり

 

1,000人X500円=500,000円

 

1人500,000円=500,000円 の場合もあるのです。

 

客数は基本的にレジ通過人数ですから変えようが無いのですが、客単価はもう少し細分化することも可能です。

 

客単価を構成する項目として

 

@ 商品単価

 

A 買い上げ点数

 

を変化させることができれば客単価が変化するのです。

 

@ 商品単価=売上高÷総販売個数

 

A 買上げ点数=総販売個数÷客数

 

客単価=商品単価X買上げ点数  となります。

 

客単価は高い商品を販売するか。数を沢山売るかで変化させることができる訳です。

 

 

経費の分類

 

経費も大きく2つに分けられます。

 

@ 固定費   A 変動費

 

固定費は文字の通りほぼ固定で発生する経費・・・店舗の家賃や電気代、人件費も基本的に固定費で考えます。

 

変動費は売上高によって変動する経費・・・商品仕入高、消耗品費などがあります。

 

固定費はそれほど大きく変動しませんから、常に無駄がないかを考えなるべく低く抑えておくことが必要です。

 

変動費は売上が上がれば仕入れも上がりますし、包装費等の消耗品費も増加します、それでも極力無駄が出ないように努力はしていかなければなりません。