コンビニエンスストアの歴史
コンビニエンスストアが誕生したのはいつ頃なんでしょうか?
日本のコンビニ大手が誕生してから約35年位になりますので、
物心ついたときにはコンビニってあったよ〜っておっしゃるオーナーさんも
多いと思います。
【世界1号店】
1927年 アメリカ・テキサス州の「サウスランド・アイス」社が「トーテム・ストア」という
店舗で氷の販売を始めたのが1号店。
社名から「オヤッ?」と思われた方、そうです後に「セブンイレブン」とチェーン名を変えて
世界中に広まっています。
【日本第1号店】
諸説ありますが、1969年大阪・豊中市にオープンした「マミー豊中店」が1号店とされています。
その後チェーン店としては
1971年 セイコーマート、ココストア
1973年 ファミリーマート
1974年 セブンイレブン
1975年 ローソン
と現在の大手チェーンの多くが1970年代に相次いで参入しています。
1999年には全国で37,562店舗、2009年には45,006店舗、
2011年7月で46,424店舗(大手15チェーン)となっており、一時ほどの勢いはありませんが
まだまだ店舗数は伸びています。
最大手のセブンイレブンは未出店地区がまだありますので、まだまだ店舗数は増えると予測されます。
【国内チェーンの出身母体】
チェーン名 | 出身母体 | 創業年度 | 現在の母体 |
---|---|---|---|
セブンイレブン | イトーヨーカ堂 | 1973年 | セブン&アイ・ホールディングス |
ローソン | ダイエー | 1975年 | 三菱商事 |
ファミリーマート | 西友ストアー | 1972年 | 伊藤忠商事 |
サンクス | 長崎屋 | 1980年 |
ユニー |
サークルK | ユニー | 1980年 | ユニー |
ミニストップ | ジャスコ | 1980年 | イオン |
デイリーヤマザキ | 山崎製パン | 1977年 | 山崎製パン |
セイコーマート | 丸ヨ西尾 | 1971年 | セイコーフレッシュフーズ |
スリーエフ | 富士スーパー | 1981年 | 富士シティオ |
ポプラ | 大黒屋食品 | 1974年 | 大黒屋食品 |
ココストア | イズミック | 1971年 | イズミック |
セーブオン | いせや | 1983年 | ベイシア |
am/pm | 共同石油 | 1988年 | 伊藤忠商事(ファミリーマート傘下) |
NEWDAYS | 東日本旅客鉄道 | 1987年 | JR東日本リテールネット |
コミュニティ・ストア | 国分 | 1977年 | 国分 |
やはり元々小売業や食品・酒卸業者が多いですね。
その中で共同石油は異色ですが、アメリカで流行っていたガソリンスタンドとの
併設店舗を展開しようとしたようですが、併設店舗は日本ではあまりうまくいきませんでした。
考えられる理由は、今でこそセルフスタンドは当たり前ですが、当時はほとんどフルサービスで
ガソリンスタンドで車から降りる理由がトイレや洗車、オイル交換等しかなく、車から降りない人が
大多数だったからだと考えられます。
現在三井物産がセブン&アイホールディングス、三菱商事がローソンとイオン、伊藤忠商事が
ファミリーマートとユニーというように、商社と関係がある企業が増えてきています。
今後は物流網強化のため、さらに提携するチェーンが増えてくると考えられます。